私がチャールダッシュを初めて聞いたのは、たしか高校の時。

先生に連れられて、先生のお弟子さんのサロンコンサートへ行った時でした。恥ずかしながら、私は子供の頃、コンサートへ行くのが大嫌いでした。あのじっと、静かにしている空間が苦痛で仕方なかったのです。もっぱら音楽はCDで聴く程度。しかも自分の弾く曲を参考に聴く程度でした。それなので、バイオリンの曲をほとんど知りませんでした。

その日のコンサートも、ソナタやらなんやらで、正直、やっぱりつまらないな、と思ってしまっていました。ところが、アンコールでチャールダッシュを聴いた途端、衝撃が走りました。ワクワクして目が輝いたのを覚えています。

帰りの車の中で、先生に興奮しながら、

「最後のあの曲、かっこいいです!私もいつか弾きたい!!」

と、伝えると、先生は微妙な顔で笑いました。

「あんなの、すぐ弾けるよ」

すぐに楽譜を探して弾いてみました。それが私とチャールダッシュとの出会いです。

バイオリン弾きには、難易度も低く、今時で言う、映える!曲なので、誰もがレパートリーにしていると思います。もちろん私も。

バイオリンにはあまり興味ない、コンサートは苦手だ、なんて方にはぜひオススメの一曲です!

ちなみに現在の私はコンサートへ行く事も、音楽を聴く事も大好きです🎶